ハッピーライフを開業したサニー達は依頼人が現れるのを待っていた。

やがて呼び鈴が鳴って出ると中年女性が立っていた。彼女は息子が太りすぎてしまいその上ダイエットもやろうとせず困っていたという。

「息子が幼いころに旦那を亡くしたから父がいない寂しさを感じさせないよう愛情たっぷりに育てたらこんな風になっちゃってね。少し甘やかしすぎたわ。」
彼女の言葉を聞いたサニー達は母子の自宅へ向かうとそこにはお菓子をむさぼりながら横になってる息子の姿があった。このままでいるとやがて大きな病気にかかるので息子にダイエットするよう言うが、息子はめんどくさがって聞く耳を持たない。
それでも母はダイエットさせようとするが、怒った息子は家を飛び出した。

サニー達は息子を探しに出た。一方息子は一人で街をさまよっていた。すると数人の男が突っかかってきた。

「てめえデブすぎて邪魔なんだよ!」
男らは息子を壁に押さえつけると一方的にリンチにした。(俺がこんな風になったせいで・・・)息子は今までの生活習慣を悔やんだ。そして男らが止めを刺そうとした時突然殴り飛ばされた。

そこにはサニー達と母親がいた。サニーに助けられた息子は今回の一件でダイエットを決意したが、倒された男は今度は母親を侮辱し始めた。

「息子が息子なら親も親だ。ハッハッハ!」

「俺が侮辱されるのはいい。けど家族を侮辱したらぶっ殺してやる!次やったら本当に命ねえからな!!」

息子は母を侮辱された怒りで男らを怒鳴りつけると恐怖に慄きながら逃げていった。

その後、息子はサニー指導の下ダイエットを始めた。最初は少し動いただけでも疲弊していたが、毎日続けていくうちに次第に長続きするようになっていった。やがて息子は見る見るうちにスリムになっていき、いつしか見違えるほどになっていた。

ダイエットが終わり、母子はサニー達に別れを告げると「また会いたい」という息子に「リバウンドだけはしないでね」と二人を見送った。その後様子を見るとリバウンドすることなく平穏な日々を過ごしていたのだった。

終わり

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